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2009-04-30

小規模多機能居宅介護「きずな」

4/30に現在工事が進んでいる小規模多機能の建築主であるほのぼのステーションの方々と一緒に大阪市住吉区の小規模多機能居宅介護「きずな」の見学に行かせてもらいました。

場所は最寄の「住吉東」駅からすぐで地域の福祉拠点となっているところにあり隣には市営住宅があるという好立地でした。
「きずな」は大阪市の総合福祉センターの2階にありもともと診療所だった場所を改装したそうです。(診療所1階へ)
法人は以前からデイサービスをやっていたのでその利用者で小規模多機能のメリットがある人が利用者になった方が多く現在20名の登録があるそうです。

「きずな」の玄関。玄関から雰囲気が変わります。

半分が徒歩での通い、他は車椅子でのお迎えが多いこともあり玄関には車椅子がたくさん置いてあります。
玄関がスロープになっていますが、これは改装により床を上げているためですが、これによりもともとの天井高を抑え家らしいスケールにすることと、コンクリート床に床組みすることで転倒しても骨折などのケガをしにくいようにという理由からだそうです。

リビングの様子。
リビングとダイニングの間にはアンティークのタンスで仕切られており、端の階段状になっているところを立ち上がりに使えたり、ダイニングからもテレビが見える高さで都合がよいそうです。ダイニングテーブルでは利用者さんで食器を拭いたりもされていました。
今月から週に一度利用者さんが食事を作るということでやっているそうです。

浴室は同じタイプのユニットバスが2室ありセキスイの商品で三方介助ができ浴槽をスライドさせ片方に寄せることができるというものを使われていました。特にリフトなどは使われていないということですが、それはこの建物内(もしくは近く)に別にリフト浴があり、そこを利用することもできるというのもあるようです。

トイレ。脱衣室側と洗面所側の両方から入れるようになっていました。

対面式のキッチンでスタッフの方はキッチンに立っても利用者さんに目が届いているようでした。
イスは座面が床から37cmと通常より低いものを使っているとのことです。

宿泊室。個室4室と談話コーナーに面している1室を仕切って5名分で登録されているそうです。
ここでは家が近所の方が多く、わざわざ宿泊費を払うのももったいないという意識があるので頻繁に利用する人は少なく、家族の都合で週末に泊るといった利用のされ方をしているようです。
他にも日当たりのよい喫煙室がありました。
各部屋には公募で決めたという室名がありサインが貼ってありました。
施設見学後すぐ側の街角デイで運営のことなども聞かせていただきました。

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