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2012-11-12

脊髄障がいと生活環境 

 週末に福祉医療建築の連携による住居改善研究会の例会(詳細は快居の会ブログ)があり、作業療法士の山下協子先生に「脊髄障がいと生活環境」というテーマでお話をしていただきました。

脊髄損傷というと、交通事故などが原因で体のある部分以下が完全損傷してしまい、車椅子生活をしている比較的若い方をイメージします。
しかし最近は60代~70代の方で脊椎、脊髄の疾患を原因としていたり、軽微な外力によって損傷した不全マヒの方が多いそうです。
脊髄神経まわりのしくみの話から始まって、
非外傷性の脊髄損傷の原因となる症状について
脊髄損傷による自律神経障害の内容、
損傷位置と運動機能について、説明がありました。
その後、実際に脊椎損傷の場合の入浴やベッドでの動きについての実演でした。
不全マヒの方が多いということは、よりしっかりと本人の能力について理解する必要があるので、改修工事を行う上でも十分なヒアリングと医療職との連携が重要になりそうです。
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