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2010-10-17 | 設計監理

ご近所サロン 板張り天井

ご近所サロンの現場の報告です。前回墨出しを行ったところへ建具枠が取り付けられていました。また、サロンの天井が張られています。

今回は、天井を無垢板張りにしています。純和風では、竿縁天井や目透かし天井などが用いられますが、今回は活動的な雰囲気を出すために、和洋どちらでも用いられる無垢板張りとしました。天井に木材を使うこととぐっと温かい雰囲気が出てきます。

サロンから玄関に向けて、長手方向へ貼ることで遠近感が強調され、広く感じることができます。

また正式な耐力壁ではありませんが補強のために筋交いを入れた壁です。

さらに、これに合板を張りました。同様に建物短辺方向のトイレの壁も補強しています。

2010-10-14 | 設計監理

湖山の家 構造模型

プレカットの施工図をチェックする段階の前に構造模型を作って架構を確認することにしました。多くの荷重がかかる梁、屋根の納まりなど、やはり模型は一目瞭然です。
「プレカット」とは文字通り、予め工場で木材をカットする工程です。
もう少し先ですが上棟時には工場から運び込んだ木材が一気に組み上げられます。

下の写真は基本設計時の模型です。

いろいろと変更になっています。

2010-10-10 | 設計監理

ご近所サロン 墨出し

ご近所サロンの改修工事が着々と進んでいます。
鉄工所だった部分に床を組んでいます。今日は、床が組み上がったので、壁や建具の枠を作っていくための墨出しを確認しました。
「墨出し」とは、仕上げ工事の前に、建物の柱の中心線や床・壁の仕上 げ面の位置など、工事の基準となる線を構造体などにしるすことです。
図面に描いていた線が、現実のサイズで床板に記されていきます。


また、壁には、断熱材(スチレンフォーム)を貼っていま す。(写真左側水色) 断熱材を入れることで、冷暖房負荷 を軽減することができます。
昔の建物なので、もともとは断熱材は入っていませんでしたが、今回は居室になるということなので、隠れたところもきちんと最近の仕様に合わせていきます。

2010-10-08 | 設計監理

湖山の家 遣り方

鳥取市内の戸建住宅の計画が、3社相見積もりの結果業者決定・金額調整がまとまり、遣り方の確認をしに行きました。
アパートや戸建住宅が建つ周辺環境の中で、中庭とリビングに吹き抜けのある、プライベートな中で開放的という住宅ができそうです。工事の進捗を通して特徴を紹介できるかと思います。
「遣り方」とは実際の敷地に建物の大きさや位置を確認するために行う工程です。
現場で水糸と呼ばれる糸を張って建物の通り芯を示します。
通り芯は柱の中心などを示す位置なので、この水糸よりも柱と外壁の厚み分、10cm程度外側が外壁面となります。

敷地の形状が四角形なので計画通りなことを確認しましたが、
同時に周囲との関係の中でも高さのイメージも想像していました。

2010-10-04 | 設計監理

ご近所サロン 解体工事

本日より工事が始まっています。
まずは改装する部分の撤去です。壁の位置を変更するところがあったので
隠れた部分に構造上重要な柱がないか、あった場合の補強方法を検討するため立会に行きました。
結果としては上階を支えている柱はありませんでしたが、この建物は短辺方向の壁の量を少ないのでそれを増やして耐震性を高めることを現場で相談してきました。

鉄工所との区切りの壁がなくなって奥まで見える状態になりました。

天井裏のようす。
これからですね。

2010-10-01 | 設計監理

ご近所サロン 改装中


現在、大阪市内で自宅を「近所の友だちや独立した子供や孫たちが集まれ
るサロン」にしたいという依頼を受けて、計画が進行中です。
お施主さんは、大阪市の地下鉄パスがもらえる年齢の女性ですが、お友
達が多いそうで、「歳をとっても、友達と仲良く、楽しく暮らす」をま
さに実践されています。
もともとが町工場だったスペースを住宅とつなぎ、外部から気軽に声を
かけられるような和室のサロンになります。
さてさて、どのような空間になるでしょうか。楽しみです。

2010-09-18 | その他

登山

9月の連休に北岳に行きました。

秋が訪れていました。
2010-08-24 | 高齢期住宅

適合高専賃ゆいまーる伊川谷の見学

先日、適合高齢者専用賃貸住宅「ゆいま~る伊川谷」の見学に行ってきました。
株式会社コミュニティネットが運営する高専賃で1階には食堂と小規模多機能居宅介護事業所と訪問看護と介護ステーションが併設されています。
社団法人コミュニティネットワーク協会のホームページ
「ゆいま~る」とはたすけあいを意味する沖縄の言葉だそうです。
賃貸は
入居費用が家賃の一括前払いで
1298万円(28.98㎡)~3428万円(66.46㎡)
月々の管理費が
1人入居55,000円
2人入居82,500円
10年以内に契約終了の時は返還金制度があるとのことなので
一括前払金を120ヶ月で割ると10.8万円/月となりそれに管理費を足すと
16.3万円/月と別途、食事代や介護費用などとなります。
入居状況としては
2009年10月開設で現在72戸中71戸予約済みで
2010年春くらいまでに入居が落ち着いてきたとのことです。
入居者からは「価格が安い」「余分な施設がないのがいい」という声が聞かれるようです。
建設前から入居希望者での懇談会が開かれていて、入居後も運営懇談会が開かれているとのことです。他にも伊川谷通信という通信など、入居者が主体的に運営やイベントに関わられているそうです。

外観。1階には小規模多機能と訪問看護と介護のステーションが入っている

食堂。地域の販売所から新鮮な野菜を買って出しているそう

談話室。入居者の方が持ち寄った本が並んでいる

1階に掲示板があり、安否確認のため新聞を取りに来た際など印をつけるルールがある

2010-07-22 | 建築探訪・旅

松山・伊丹十三記念館

梅雨明けの先週末に松山の伊丹十三記念館に行ってきました。
伊丹十三記念館は2007年5月に愛媛県松山市で開館した住宅作家・家具デザイナーとしても有名な中村好文さんが設計した建築です。
今回は現在設計している住宅の外壁に焼杉を使いたいと思い、その参考として見たいというのが一番でした。また中村好文さんは主に住宅を設計されてるので建物を見れる機会が少ないのでぜひ実際に家具を作るような建築のディティールが見たいというのもありました。

竣工から約3年が経っている外壁。
通常なら同じ板を張っていくのですが、2種類の板厚と4種類程の板幅をランダムに張って外壁面に表情を作っていました。

こじんまりとした静かな庭ですが伊丹十三さんが佇んでいそうな温かみのある空間です。タンポポが植わっていました。
内部の展示も限られたスペースで棚を引き出して閲覧できたりと工夫されていました。
もちろん展示内容も面白く、伊丹十三さんと言えば映画の人というイメージでしたが、本当に多彩で探究心が強い人でそれらのバックグラウンドが映画に溢れていたんだなと思いました。
記念館にて道後温泉前にある一六タルトのカフェ内装を中村好文さんがされていると教えていただいたのでそこも行ってきました。


その後、松山城とその周辺、坂の上の雲ミュージアム(安藤忠雄)、道後温泉と一日松山観光をして帰りました。

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