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BLOG
2010-06-13 | イベント

ほのぼの旭ヶ丘の家見学会

土曜日に昨年竣工した「ほのぼの旭ヶ丘の家」に日本建築学会の福祉施設小委員会の方々が見学に来られました。竣工後見学に来ていただいた大阪市立大学の三浦先生がコーディネイトした見学会の一環で、全国から10数名の方々に参加していただきました。
外部の方に来ていただくことで改めて現在の運営面のお話や最近のエピソードを聞くことができて有意義な時間でした。

2010-06-09 | 設計監理

お茶室のある小規模デイ

月曜日に堺の民家を小規模デイに改修予定のお宅に伺いました。
前回伺ったときは前面道路沿いの桜がきれいに咲いていましたが、
今回は庭に梅の実が成っていました。
よく作られた庭やお茶会が開ける水屋と畳の間があるお宅で、それらを活かして特徴のある小規模デイにしたいものです。

2010-05-21 | イベント

平成の京町家モデル住宅見学

先日、「平成の京町家」モデル住宅の構造を見学する機会がありました。2000年の建築基準法改正に伴って、それまで合法的に建築することが難しかった伝統木造工法の町家が建てられるようになりました。京都では、伝統的な京町家の知恵を活かしながら現代の生活にも適応した住宅をつくろう、ということで、モデル住宅が建設されているのです。

伝統工法の特徴は、一般的な在来木造とは異なり、接合部の金物がほとんど使われていないことです。「ほぞ」という木の断面を凸凹に細工し、パズルのように組み合わせることにより、梁と柱を接合し、その接合部の粘り強さで地震力に耐えるという工法です。

図解では見たことがあっても、実際施工中の建物で見たことはなく、とても面白かったです。現場を見ると、いろいろ疑問がわいてくるもので、次は建て方をやっている現場を見てみたいという気になりました。また、機会を見つけたいです。
ついでに、杉本家住宅でやっている「超京都」という展覧会に足を運びました。重要文化財の住宅の一部屋ごとに、京都や銀座など各地のギャラリーが、現代アートを展示するというものです。坪庭のオヤっというところに作品が置かれていたり、モノクロ写真が軸装に仕立てられていたり、と美術館で見るのとはまたひと味違ったものでした。

京都の奥深さが感じられた一日でした。

2010-05-16 | 建築探訪・旅

倉吉のまちなみ


先週、鳥取に打合せに行った翌日に倉吉のまちなみを見学に行きました。
白壁土蔵群が有名ですが、玉川と建物に渡るための橋が特徴的です。
ここの土蔵は出入口や窓に鉄扉や漆喰の扉がないのが特徴で、一般的な邸内の土蔵とは違い、雑品庫として使われていたためだそうです。現在も竹細工やお土産物の店として使われています。
また旧本内宏邸のインテリアショップではイギリスやイタリアから輸入した家具などを手入れした状態で扱っていて、その質や使う年数を考えると欲しくなるものがたくさん並んでいました。
近くにはモダニズム建築の倉吉市庁舎や倉吉博物館などもあり、丸一日過ごせる場所です。

2010-04-17 | イベント

バリアフリー2010

今年は行こうか行くまいかと思っていましたが
段差解消リフトを使おうかという改修の話があるため、毎年インテックス大阪で開かれるバリアフリー展に行ってきました。
いくつかのメーカーをまわって聞いた、ざっとした価格ですが
・イス式の階段昇降機(直線タイプ)・・・60万~100万円
・(曲がるタイプ)・・・100~200万円
・車椅子ごと階段昇降できるタイプ・・・500万円~
(屋外で使えるなどタイプ、長さによっても変わります)
車椅子ごと昇降するなら据置型段差解消リフトの方が安くて
高さにより50万~150万円くらいのようです。
使うなら出来る限り機械的でなく目立たない方法がいいのですが。
午後に大阪市大の三浦研先生の講演もあって、
いろいろな事例を交えての施設と住宅のお話があり興味深く聞きました。
また、以前から情報は聞いていましたが、国交省の高齢者等居住安定化推進事業の紹介もされていました。今まで法的になかった生活支援サービスの提案に助成をするというものです。興味のある方は一度ご確認下さい。

2010-04-10 | 建築探訪・旅

イタリアの町 オストゥーニ

ブログの更新を忙しくて怠っていまいましたが、もうすこしこまめに更新しようということで、年明けに旅行したイタリアの街の紹介をします。

まずはオストゥーニを紹介します。
石灰の白い壁が美しい、丘の上にそびえる町です。
オストゥーニはイタリアのプーリア地方に位置します。イタリアの形を靴に例えるとかかとの辺りです。近くにはトンガリ屋根のトゥルッリで有名なアルベロベッロなどがあります。
鉄道の駅からはバスやタクシーに乗って行きますが、周囲にはオリーブやブドウ畑が広がってのどかな風景です。
オストゥーニとは新しい都市という意味だそうですが、新しいと言っても約1000年ほど前から作られた町ということです。
近くのB&Bに荷物を預けてから、旧市街に入ると路地が迷路のように入り組んでいて、歩くとシークエンス(見え隠れ)にわくわくします。

かつてこの町の住民は海賊や外敵からの侵入の危険にさらされていたためにこのような入り組んだ町になったいうことです。


旧市街の外周に出るとオリーブ畑と海がよく見えて、確かに監視しやすい場所であることもよくわかります。
訪れた当日はエピファニーアという子どものお祭りの日で夕方からいろんな仮装や展示がされていました。イタリアではクリスマスの雰囲気はこの日まで続くそうで、他のどこの町でもクリスマスツリーやキリスト誕生の展示などがされていました。
町のメイン通りにはインフォメーションや土産物屋があったり、観光化されて来てはいるのですが、お祭りに来ている人々の雰囲気は日本の夏の夜店に繰り出しているようで生活感があってよかったです。
この町で昼食と夕食をいただきましたが、南イタリアは何を食べてもおいしいのでその辺りも含めておすすめです。

2010-01-01 | その他

謹賀新年


昨年は、お世話になりありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年は1/12(火)より
業務を行いますのでご了承下さい。
             平成22年 元旦

2009-12-04 | 設計監理

定期点検

先週、リフォームから2年経ったお宅に点検に伺いました。
メンテナンスとしても意味が一番ですが、使用した素材の劣化や実際の使われ方など今後の参考になるので、継続的に伺わせてもらえることもありがたいものです。
ここでは高齢の母と一緒に暮らすために全面的にバリアフリーリフォームを行いました。
車いすを利用されていたので
・玄関扉を広く開くものに変更
・玄関と床の段差をスロープによって解消
・便所を介助者も入れる広さに改修
・ユニットバス、洗面化粧台を使いやすいものに変更
・手すりの設置
そのほか、間取り自体を変更しました。
ダイニングテーブルとイスも新調しましたが、生活する2人とも小柄でしたのでテーブルとイスの足を9cmカットしてもらいました。
こちらのご近所に籐細工のお店があり、町内の付き合いのある方だと聞いて、廊下の手すりには籐を巻いていただくことにしました。
最近、お母さんは近くの有料老人ホームで生活することになりましたが、廊下の籐の手すりは喜んで使ってくれていたと聞いてうれしく思いました。

2009-10-05 | 設計監理

鳥取市内戸建住宅の事前調査


現在、鳥取市内の戸建住宅の基本設計を進めています。
基本設計をするにあたっては、まず土地に関する事前調査を行います。
土地に関する資料がすでに手元にそろっていて何も問題がなさそうでも、最初に現地に行くようにしています。
まずは敷地境界がはっきりしているかを確認します。
それから隣地との高さや塀などの関係や電気や給水の引き込み位置などを確認します。
今回は南側と東側にすでに住宅が建っていますが、敷地面積としては余裕があるため、隣地の建物の位置と高さをレーザー距離計を使って計測し、日当たりのよい建物配置のシミュレーションを行うことにしました。
その後市役所などに行って用途地域を始めとする法的な制限や排水に関する関する情報などを収集します。
実際に現地に行ってみるとそこにたどり着く交通手段や近隣の街並み、敷地の見え方、そして気候など、雰囲気を感じられます。実際には設計を進めるにあたってはこちらの方が重要なことだと思います。
仕事でいろいろな場所に行くと、ついでにその近くの街並みや建築に出会えるのと、土地土地のおみやげを買って帰るのが楽しみです。

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