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BLOG
2013-09-30 | その他

耐火建築物と準耐火建築物の違い

前のエントリーで木造耐火について書きましたが、そこで出てきた耐火と準耐火の違いについて簡単に書いてみます。
まず、準耐火性能とは火災が発生して終了するまでの間、主要構造部が火災により崩壊しない性能のことで、それに対して耐火性能は、さらに火災後でも自立し続ける性能をいいます。
もう少し具体的に説明すると、準耐火建築物は火災が終了後、一応建ってはいるが、もし台風や地震が来ると崩壊する。耐火建築物はそれでも倒れないというものです。

以上、わかりやすくするために大雑把なところはありますが、詳しくは、
耐火構造:建築基準法第2条1項7号
準耐火構造:建築基準法第2条1項7号の2
から辿っていくことになります。
 

2013-08-24 | 建築探訪・旅

大阪木材仲買会館の見学

 大阪木材仲買会館の見学会に参加しました。

構造に耐火集成材を使った建築で、今後の建築の流れの1つとして重要になってくるだろうということで機会があれば見に行きたいと思っていました。
重要な流れの1つというのは、木造建築のことです。
 日本で法的には、1950年の建築基準法の制定により大規模な木造建築が制限され、さらに1959年の伊勢湾台風をきっかけに防火、耐風水害のため木造の一部を禁止されていました。それが2000年の建築基準法改正により、必要な性能(耐火性能など)を満たせば、木造建築が可能となりました。
 そして2010年には公共建築物等木材利用促進法が施行されました。これは木を使用することにより、日本の森を育て、林業の活性化を図ることをねらいとして、地方自治体は公共建築物においては率先して木材の利用に努めなけらばならないというものです。
 大規模な木造を行う場合にネックになってくるのが耐火性能です。
構造規模によって次の図のように耐火性能が求められます。
現在木造耐火建築物とするためには以下の3つの方法があります。
 今回見学に行った大阪木材仲買会館は終え止まり型のタイプで竹中工務店が開発したもので、オープンな技術ではありません。
 建物全体の構造としてはコンクリートとの混構造で、
それは津波対策、隣地延焼防止などを考慮しているそうです。
 この建物では木をどのように使うかということをいろいろ考えていて、構造材として使っている他にも、木が水に弱いということも配慮しながら軒裏に使ったり、格子で耐震壁を作ったり、木の種類や継ぎ方を見せたりと様々な取り組みがされていました。
 建物の機能として、それほど複雑でもないこともあって構造も明快に作られていたり、既存の桜の樹木を囲みながら視界が広がっていたりと、基本計画がうまくできていました。また、それを実現させるために、天井と軒裏が連続して、外部からもすっきり見えていたり、と細部までよく検討されていると感じました。(10/1upload)
2013-07-28 | その他

さくら舎1周年

奈良県大和郡山市のカフェ「さくら舎」が7月で開店1周年を迎えました。

1周年で特別なランチメニューの案内をいただいたので、休日に家族で伺いました。
オープンしてから何度も伺っているのですが、メンテナンスのことなどお話をできるときにということで、ランチの時間帯を避けて伺うことになり、いままでランチをいただけていませんでした。
ビーフシチューや副菜も丁寧に作られていて大満足でした。
もちろん食後のコーヒーもいただきました。
お店も丁寧に使っていただいていてうれしく思いました。
帰りには記念の西嶋みゆきさんの金魚をモチーフににした作品のクリアファイルもいただきました。壁面には西嶋さんの作品も飾られていて、この季節、特に涼しく感じられます。
2013-06-01 | 建築探訪・旅

altarnative collective cafe『ほとり・ポトリ』訪問

先日の講演会で知ったオルタナティブ・コレクティブ・カフェ 『ほとり・ポトリ』を訪問しました。


近江舞子 琵琶湖畔でコレクティブハウスを立ち上げようと準備をされています。もともと民宿だった建物を借り上げて、徐々に整備していく予定だそうです。

今は居住者ひとりで、月1回のカフェの運営をしています。ひとりなので、少し寂しい様子で、『コレクティブハウス』ならぬ『コドクティブハウス』だと冗談で仰られています。

琵琶湖畔に位置しているので、絶景が魅力の場所です。訪れた時も、カフェで引いてくださるウクレレに波の音が重なって、のんびりと豊かな時間が流れていました。




一軒家風、洋館、和風平屋、鉄骨造のカフェなど個性豊かな4棟の建物が複雑に絡み合っており、コレクティブハウスだけではなく、カフェやイベントスペースも予定されています。とても面白い住まいができそうです。

http://homepage3.nifty.com/johohiroba/collective/collective.htm

2013-05-21 | 執筆・講演

だれとどこでどのように住みますか?

さる4月27日(土) 「だれとどこでどのように住みますか?」というタイトルで講演を行ってきました。関西自然住宅推進ネットワーク・ 自然住宅情報ひろばの主催の講演会『これからの住まい方を探る-第3の住まい「コレクティブハウス」の実践』の一部です。

私は第1部で、コレクティブハウスを紹介するお話をさせてもらいました。


 
友人など家族でないひとと一軒の家に住む「シェアハウス」は、ずいぶんと一般的になってきました。「コレクティブハウス」というのは、各住戸はキッチンや浴室などの設備が完備されつつも共用のリビングやキッチンをもつという住まいの形で、それほど普及してはいません。
けれど、『家族ではないの人となんらかの関係を持ちながら生活を行う』という住まい方は、一人暮らしの人が増える将来、楽しい住まい方のひとつになるかもしれません。というような内容です。

 その後は、実践されている方にお話を伺いました。

 
1人目 「コミュニティハウス法隆寺」の住人で、企画運営に携われてきた向平さん。2004年にできた自主建設の株式会社方式のコレクティブハウスです。9年間の経験とこれからについてお話くださいました。適度な距離を保つこと、農業などの一つの目的を共有すること、がうまくいく秘訣とのことでした。

2人目 「コミュニティハウス悠遊館」のオーナーの不老さん。2005年にできた賃貸方式のコレクティブハウスです。8年間の経験についてお話しくださいました。人間関係のうまくいく規模があるのではないか、また、全員そろって顔を合わせる機会が重要だとおっしゃっていました。

3人目 和久さんは、いままでいくつものシェアハウス、シェアオフィスを渡り歩いてきたので、その楽しさについて教えてくださいました。ほんとにうまくいくの?と不安や心配ばかりが先立ちますが、「やっぱり楽しいよ!」というお話が聞けて、とてもよかったです。

第2部では、住まい方を披露していただいた3人と主催団体の方とでパネルディスカッションを行いました。コーディネーター役をしました。

パネリストのみなさん

コレクティブハウスは、住まいに関係がついてくる住まい方なので、「住まい方」まで含めて設計することが必要になってくるのではと思っています。日頃「住まい」に興味をお持ちの方にその辺りをお伝えすることができていればうれしいです。

2013-04-30 | その他

4月活動いろいろ

 忙しいを理由にブログ更新を怠っていましたが、4月の活動などをまとめておこうと思います。

■今年度前期に近畿大学にて非常勤講師をすることになり、週一回、設計演習の授業を担当しています。学生のエスキースを見てはじめに感じたことは「スケール感をつかむ」ということは難しいものなのだなあ、ということ。1、2回内容を見ていると何を(何から)伝えるべきなのかを考えさせられますが、設計をおもしろく思い、のめり込んでもらえるように、というのが今のところの目標でしょうか。
■4/18~20には南港ATCにて毎年恒例のバリアフリー展2013が開かれました。NPO法人福医建研究会も相談コーナーを設けていて、活動の紹介と相談を行いました。
毎年、各ブースを見て回っている中で今年の出店が増えた気がするのは、
・介護予防のための運動器具
・(引続き)防災グッズ関係
・軽自動車などの小型の介護車
・成年後見制度についてのコーナー
などでした。
■本町のOLAというスペースでセミナーが行われているのですが、4/16は「まちなか福祉からみえる風景」というテーマで大阪の谷町で知的障害者の作業所などを運営している中野公子さんのお話を聞きました。道路からの間口は2m弱の場所なのですが、この場所のようにスキマを埋めるような活動をしておられて、応援したいと思うところでした。
■今年度は建築家の三澤康彦・文子さんが主体となって木造についての勉強会を行なっているMOKスクールに生徒として参加することにしました。4/20は概論や大規模木質構造に取り組んでおられる東京大学の腰原幹雄先生のお話も聞けました。木質構造というものをどのように捉えていくのか、考えさせられる内容でした。住宅などの木造と比較するより、鉄骨造、鉄筋コンクリート造と比較してその有効性を考えていくべきものなのだという感想を持ちました。
2013-03-27 | その他

事務所移転のお知らせ

2月より改修工事を進め、

DIYで塗装も行なって本職はさすがだなあと思いつつ、無事完成し、引越ししました。
まだ打合せスペースにダンボールが積み上げている状態なのですが、
新しい住所は
〒540-0038
大阪市中央区内淡路町2-1-7-301
TEL
06-6948-8544
FAX
06-6948-8545
に変更になりました。
旧住所・淡路町から内淡路町に変わりました。東西方向の通りは同じ位置で東側に移動した格好です。
現在は上に高速道路が走ってしまっていますが、大阪城の堀である東横堀川より大阪城の「内(うち)」なので内淡路町という訳です。
ちなみに大阪の「町」は「ちょう」ではなく「まち」と呼ぶそうです。
業務をしつつ、整理するのにはもう少し時間がかかりそうですが
近くにお立ち寄りの際はご連絡下さい。
2013-02-14 | イベント

ほのぼのステーション10周年

 先週、ほのぼの旭ヶ丘の家を運営しているNPO法人ほのぼのステーションの10周年、新年会などを兼ねた会に招待していただきました。

ほのぼの専属シェフの手作りメニューと10年前のビデオを見たり懐かしみつつ、元堺市のヘルパーたちが集まって事業所を始めたときの思いを再認識する会でした。
参加していた人々の話からこれまで積み上げてきたほのぼのへの信頼感が感じられました。
小規模多機能を始めて3年が経ちますが、枠組みにとらわれずどんどんいろんな活動をして行ってほしいです。
(顔にモザイクをかけておきました)
2013-02-07 | 設計監理

都住創改修/墨出し・設備工事

 年末に解体まで終えていた都住創の改修プロジェクトがやっと見積もり調整や管理組合への工事許可などを経て2月から着工しました。

始めに墨出しを行います。
これは図面で書いている通り芯や壁厚を実際に現場に描く作業です。墨と糸を使って書くので墨出しといいます。
これは木下地の幅を示しています。
そして早速、大工工事が始まると天井が隠れてしまう所の換気設備工事が行われています。建設当時のキッチンの位置とほぼ同じところにキッチンを設置するのですが、もともと排気ダクトのルートが長いため中間ファンを取り付けて換気能力を補います。排気ダクトの距離が長かったり曲がりが多いとどうしても勢いが弱まりますが、マンションの場合新たな位置にダクト出口を設けることは困難です。
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