2009-03-15
第13回日本在宅ケア学会シンポジウム
3/14に大阪府立大学で行われた第13回日本在宅ケア学会に富山型デイサービスを始められた惣万佳代子さんが講演されるということで行ってきました。
富山型デイサービスとは高齢者も障がい者も子供も一緒にケアするというサービスで全国的に広がっています。
講演の初めに惣万さんが人間と動物の違うところとして、
・ユーモアがある
・親の介護をする
・子育て後も生きられる
と挙げておられましたたが、その通り1枚1枚のスライドにオチを交え、笑いが起こる講演でした。
すでに行政で分けられた高齢者、障がい者といったくくりから考えるのではなく、純粋に「なぜみんないっしょじゃないの」と考え、「だれもが地域で共に暮らす」という理想を進めていくところに感心しました。
また亡くなられた利用者の写真とエピソードを交えて、日々の活動のイメージがわかるように説明してくれていましたが、要所に元看護師としての知識、経験も活かしてケアされている様子が伝わってきて安心感がありました。
講演に出てこない場面で大変なこともあるんだろうとも感じつつ、現在設計から現場監理へと進んでいる小規模多機能施設「ほのぼの旭ヶ丘の家」でのイメージが膨らみ意義ある内容でした。
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