toggle
2011-02-10

住まいのミュージアムと中崎町

先日、韓国の建築の大学の先生方に大阪を案内する機会がありました。

そこで、天神橋筋6丁目にある「住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館」を見学し、中崎町のまちあるきをしてきました。
「大阪くらしの今昔館」では、江戸時代の大阪の町並みを再現してあります。軒の低さや道の幅、夜の暗さなどを実際に体感することができます。展示の住宅にはたくさんの工夫が隠されていました。折りたたみ式のベンチである「ばったり床几」のほか、商家の昼間の格子戸と夜の舞良戸が吊り式で入れ替わる仕組みなどです。一般の人が訪れて楽しむことができることはもちろんですが、建築の人にとっても、さらに奥深く味わえるミュージアムです。
次に訪れた中崎町はカフェや雑貨屋と普通の長屋が隣り合う不思議な街です。現在の中崎町のきっかけをつくったとも言える「サロン・ド・天人」オーナーのjunさんからお話を聞くことができました。アーティストでもあるjunさんの印象的だった言葉は、「自分の夢」「地域貢献」「国際貢献」を全部同時にやるということ。それぞれが達成してからでは、歳をとってしまっているからだそうです。心がけていきたいものです。
いつも見慣れている風景を改めて旅行者の目で見て、大阪の歴史の深さを感じました。より魅力的な街にしていきたいですね。
関連記事