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2013-05-21

だれとどこでどのように住みますか?

さる4月27日(土) 「だれとどこでどのように住みますか?」というタイトルで講演を行ってきました。関西自然住宅推進ネットワーク・ 自然住宅情報ひろばの主催の講演会『これからの住まい方を探る-第3の住まい「コレクティブハウス」の実践』の一部です。

私は第1部で、コレクティブハウスを紹介するお話をさせてもらいました。


 
友人など家族でないひとと一軒の家に住む「シェアハウス」は、ずいぶんと一般的になってきました。「コレクティブハウス」というのは、各住戸はキッチンや浴室などの設備が完備されつつも共用のリビングやキッチンをもつという住まいの形で、それほど普及してはいません。
けれど、『家族ではないの人となんらかの関係を持ちながら生活を行う』という住まい方は、一人暮らしの人が増える将来、楽しい住まい方のひとつになるかもしれません。というような内容です。

 その後は、実践されている方にお話を伺いました。

 
1人目 「コミュニティハウス法隆寺」の住人で、企画運営に携われてきた向平さん。2004年にできた自主建設の株式会社方式のコレクティブハウスです。9年間の経験とこれからについてお話くださいました。適度な距離を保つこと、農業などの一つの目的を共有すること、がうまくいく秘訣とのことでした。

2人目 「コミュニティハウス悠遊館」のオーナーの不老さん。2005年にできた賃貸方式のコレクティブハウスです。8年間の経験についてお話しくださいました。人間関係のうまくいく規模があるのではないか、また、全員そろって顔を合わせる機会が重要だとおっしゃっていました。

3人目 和久さんは、いままでいくつものシェアハウス、シェアオフィスを渡り歩いてきたので、その楽しさについて教えてくださいました。ほんとにうまくいくの?と不安や心配ばかりが先立ちますが、「やっぱり楽しいよ!」というお話が聞けて、とてもよかったです。

第2部では、住まい方を披露していただいた3人と主催団体の方とでパネルディスカッションを行いました。コーディネーター役をしました。

パネリストのみなさん

コレクティブハウスは、住まいに関係がついてくる住まい方なので、「住まい方」まで含めて設計することが必要になってくるのではと思っています。日頃「住まい」に興味をお持ちの方にその辺りをお伝えすることができていればうれしいです。

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