2016-09-01
ギャラリースペース”apina”
”apina”の改修工事について
もとは戦後の復興期に建てられたお好み焼屋兼住宅でした。長い間使われていなかったので、外から見てもわかるくらい傾き、調査中に床が抜けてしまうような建物でした。
新たに基礎を作り、少しずつ傾きを直しました。そして外壁の内側に新しい柱を建てて補強しました。長年、建物を支えてきた軸組みにはゆっくりしてもらいます。
奥の庭も足を踏み入れられない状態でしたが、光が落ちるほっとできる場所でしたので、室内から庭が見えるようにしました。
小さい空間をできるだけ広く使えるよう、トイレはいったん庭に出て使ってもらうように作り直しています。
道に面した家型の窓は、プライベートなイベントも楽しめる程度の大きさの窓で、作品を置けばショーウインドウになって中も覗いてもらえるように作りました。
改修の仕上げ材は、作品の背景となるように素朴で素材感のあるもので仕上げています。
場所
大阪市西区
工事種別
改修・耐震補強
用途
ギャラリー
構造
木造平屋建 23㎡
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