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2019-10-31

保育所”こまがわ太陽保育園”

サッシは既存を利用し、新たな保育所のイメージとなるパターンデザインをフィルム化し、視線調整を行っています。玄関サイン、インターホン、ポストといった機能もデザインに取り込んでいます。
玄関スペースはできるだけ広くとり、子どもたちが脱ぎ履きしやすく、また送り迎えの保護者が渋滞しないように巾を確保して、保育士ともコミュニケーションを取りやすくしています。
着替えなどは玄関側から補充して、保育室側から取り出せるようになっています。
午睡時や子どもに見えない状態で大人の会話もできるようにカーテンが閉められます。
玄関サインやインターホン関係をまとめています。
母園と共通に使うことをイメージして新たにデザインされたパターン。

説明

近隣に母園があり、0~2歳を対象とした小規模保育施設です。
1階スケルトン状態のテナントの内装工事で、サッシ自体は変更を加えず、この保育園のために作られたパターンデザインを半透明のフィルムに印刷して貼っています。
保育室は落ち着いた色調の床材や腰板貼りとしています。
面積が限られた小規模保育施設の保育室は様々な活動が行えるように一室のユニバーサルな空間となりがちです。
その中で、玄関周りの空間はできるだけ機能的にも充実できるように確保し、送り迎えのコミュニケーション、子どもたちが並んで靴の脱ぎ履きができるスペース、玄関と保育室両側から使えるロッカ、ー連絡ボード、作品の展示、通りからの視線の調整、カーテンにより午睡時の雰囲気作りや簡易相談コーナーとするなど様々な機能を想定しています。

場所

大阪市東住吉区

工事種別

改修・用途変更

用途

保育所

構造規模

鉄骨造4階建ての1階 92.96㎡

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