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BLOG
2011-01-27 | 設計監理

湖山の家 電気工事

予定では外壁を張り始めるところでしたが、前日からのまとまった雪で大工の作業は外壁工事から内部工事に切り替えて進められていました。

それと並行して作業が行われている照明スイッチやコンセント設置の位置確認を行いました。

写真のようにボックスに印をつけて施主とともに確認します。設計段階も打ち合わせを行っていますが、実際の場所で体を使いながらどのように使うかをイメージしてもらい、細かな高さなどを最終確認します。

2011-01-24 | 高齢期住宅

福祉用具を使用する環境として住宅をとらえる

週末に「福祉用具を使用する環境として住宅をとらえる」というテーマで行われた研究会に参加して来ました。

これは特定非営利活動法人福祉医療建築の連携による住居改善研究会が行っています。
作業療法士の山下協子さんが前半は住宅改造と共によく使われる福祉用具(テクニカルエイド)の説明や機器選びの注意点を説明され、後半は実際にトイレでの車椅子の移動や浴室での動作について実演しながら理解するというものでした。
特に参考になったのは 
・(生活機能構造モデルに入っている)環境因子の重要性
・排泄しやすい姿勢、男女別
・症状により有効な便器高さ(高低)が違う
・ギャッジベッドの危険性
・杖の種類(場合によっては手摺設置より便利かも)
・車椅子の重心、安定性
・車椅子のアプローチ場所、移乗、本人の状況との関係
・浴室のバスボード、浴槽の背もたれの角度による
・バスシートによって立ちやすくなる場合もある
・浴室出入り手摺の位置、体の向き
・便所の立上りにつかう縦手すり位置は現在の推奨寸法よりも遠い(つま先+15cm程度)
・手摺を持って(押して)立つときに力が入る頭の位置(スペース必要)
多くの症状の方に関わってるということだけあって様々なパターンを話しておられましたが、
改めてその人の状況や話をよく聞いて対応することが重要と言っておられたのが印象的です。
2011-01-18 | 設計監理

断熱リフォームの経過

以前に書いた断熱リフォームが先週土曜日に一旦完成しました。

長屋の縁側にサッシを入れてお風呂やトイレに行くにも寒くないようにしました。
それに伴って、屋根の補修や一部床の断熱、ベッドが置けるように床ノ間撤去なども同時に行なっています。
後日電気工事を行って浴室暖房機を設置する予定です。
 
 
まずはこの状態で現在住まれているお父さんにとっても快適な状態にして
近日退院予定のお母さんに合わせてトイレ介助がしやすいように、
・一部袖壁を取ってトイレ入口巾を広げる
・扉を取ってカーテンにする
・体勢を保持するための手すりを設置する
・現在のトイレを諦めて簡易ポータブルトイレを使えるようにする
などを考えていくことにしています。 
なお扉の取り替えや手すりの設置には介護保険による住宅改修が利用できますが、単に巾を広げるために扉を撤去するだけでは対象にならないなど確認が必要になります。
また
各市町村ごとに介護保険に付随する工事を補助する制度もあります。 
具体的に大阪市では
・申請ー各区役所
・介護保険による住宅改修・・・健康福祉局高齢施策部介護保険担当(PDF
・高齢者住宅改修費助成事業・・・健康福祉局高齢施策部高齢福祉担当
などに分かれており、どのような制度が利用出来るかも検討します。
2011-01-14 | 設計監理

湖山の家 サッシ工事

現場は年末年始の寒波の影響で雪が降り積もった状態です。年末に屋根工事を終えていて幸いです。
前日からアルミサッシを取り付け、断熱材の全周に透湿防水シートを貼り、サッシ部分は四周に防水テープを貼っています。
この状態で瑕疵保証の2回目の検査も無事終了です。
週末の天気も心配ですが、来週からは外壁工事に入り、本体の外側の作業を終えて内部に入って行く予定です。

2011-01-11 | 設計監理

断熱リフォーム

小さな断熱リフォームが始まりました。

そもそもは脳梗塞で片麻痺になったお母さんを呼び寄せて介助しやすいよう住宅改修を行いたいという話でした。しかし、やはりもとの住まいとコミュニティから離れてしまいたくないという想いから、住みやすくする第一段階として断熱を目的としたリフォームを行うことになりました。

まずは縁側にサッシを入れることにより寒さを和らげ、部屋ごとの温度差をなくすことで、入浴やトイレに移動しやすくヒートショックを防ぐことを目的としています。浴室には浴室暖房機を設置します。
ヒートショックは急な温度変化により血圧が変化することにより脳卒中や心筋梗塞を引き起こす現象を言います。物理的なバリアフリーと共に温熱環境のバリアフリーも注意する必要があります。
今回の改修はリハビリ中のお母さんが退院するまでに万全を記して準備するということではなく、事前に必要最低限のことを行って、回復具合、生活スタイルの様子を見ながら具体的に必要なところに必要なことをしようという方針です。
2010-12-28 | 設計監理

湖山の家 断熱工事

相変わらずの山陰の曇天の中、外壁の外張断熱の工事が進んでいます。
そんな天気ですがリビングの吹き抜けに大きく取った窓は十分に明るく、うまくいっているようです。
そろそろ雪が積もる時期なので、窓サッシが付いて外壁を仕上げられれば、中の作業になるので楽なののですが。大工さんもがんばってくれています。

2010-12-15 | 設計監理

湖山の家 屋根工事

パラパラと雪が降る時期になってきました。
現場では板金屋さんが屋根工事を、大工さんがサッシのための下地枠取付けなどを行っています。

金属屋根が現在施工中、外壁は軸組に合板が張られた状態です。
金属屋根の納まりや玄関アプローチの下屋について打ち合わせを行いました。
サッシが付けば瑕疵保証の検査がありますので、先立って、構造金物などのチェックも行いました。金物の足りていないところと筋交いの抜けの修正を指示しました。
サッシ位置がはっきりしてくると窓の見え方なども実際にイメージしやすくなってきます。

2010-12-05 | 設計監理

湖山の家 大工工事

山陰地方の冬の天気はやはり変わりやすく、早く屋根の防水までをしてしまえるように2人で作業してくれていました。
屋根は外張断熱をして、その上に防水シートをかけている状態です。この前工程には気密性を上げて内部結露も防げるように下地板の間に気密テープを貼っています。断熱材は合計115mmもの厚みがあります。現場では板金屋さんを交えて屋根周りの打ち合わせなどを行いました。現場以外のところでは納期が必要なキッチンやユニットバスについての確認が行われたりもしています。

2010-11-16 | 設計監理

湖山の家 上棟

今日は湖山の家の上棟でした。
上棟の当日は、工事期間を通して担当する大工さん以外にも応援を呼んで一日で建て方(木造の場合構造となる骨組みを施工をすること)を行うので、工事の中でも一番のイベントです。今回は工務店の方と大工さん合わせて9名で行われました。
前日には先行して土台を設置しており、当日は木材搬入のスケジュールにも合わせて、手際よく建てられました。
部材はプレカット工場にて加工されているため組み立てていくだけでよいのですが、それでも順序よく組み立てていくのには関心します。

休憩時間に話しているといろいろなことが聞けます。
すこし専門的な話ですが、2年程前は登梁は工場で加工できなかったのですが現在はできるようになっているそうです。工場での加工の幅が増えていくと意匠にも自由度が増すので今後さらに期待したいところです。
また最近は床下地を24mm以上の厚みの構造用合板で仕上げてしまう方法が一般的ですが、これによって作業性と安全性がだいぶ上がったそうです。
またまた、今回施工してもらっている山本建築さんが先週のテレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」に出演していたのですが、スタジオで出演者とも会ったなどなど。。。

夕方には無事上棟式も行い、これからも施工の方々にはがんばって欲しいと思います。

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