1/31(木)に大阪住まいの活性化フォーラム主催の「高齢者・障がい者向け住宅改造相談のための研修」がありました。
その講習をNPO法人福医建研究会が委託を受けていたのでテキスト作成と一部事例の紹介を行いました。
バリアフリーを目的とするリフォームが適切に行われるように予備知識や方法について紹介する内容でした。
バリアフリー研修
堺の住宅調査
先日、これから改修予定の木造住宅について、調査を行いました。
調査は住宅医ネットワークに依頼し、地盤調査も含めると総勢16人で
1日をかけて行われました。
写真は左上から、(左上)押入れから小屋裏に入るところ、(右上)2階床を開けて床組を調査、(左下)1階床組・基礎、(右下)柱の角度を確認している、様子です。
既存建物を改修設計する場合は、いままでどうしても開けてみないとわからない、という部分があり、現場が始まってから変更をざるを得なかったり、工事内容が増えてコストが上がってしまうということがありました。
きっちり調査を行うことで事前に隅々まで調査し、それを設計に活かしたいと思っています。
今回は耐震改修を行うこと、高齢期に向けて予め準備することが改修の動機ですが、改修によるメリットはいままでの住み心地を比較しながら改善していけることがあると思います。
そのためにも元がどうなっていたのかを知ることは重要です。
2014年ご挨拶
1/6(月)より通常業務行っています。
新たな気持ちでプロジェクトに取り組んで行きたいと思います。
本年もよろしくお願いします。
建築人・二井清治インタビュー

耐火建築物と準耐火建築物の違い
前のエントリーで木造耐火について書きましたが、そこで出てきた耐火と準耐火の違いについて簡単に書いてみます。
まず、準耐火性能とは火災が発生して終了するまでの間、主要構造部が火災により崩壊しない性能のことで、それに対して耐火性能は、さらに火災後でも自立し続ける性能をいいます。
もう少し具体的に説明すると、準耐火建築物は火災が終了後、一応建ってはいるが、もし台風や地震が来ると崩壊する。耐火建築物はそれでも倒れないというものです。
以上、わかりやすくするために大雑把なところはありますが、詳しくは、
耐火構造:建築基準法第2条1項7号
準耐火構造:建築基準法第2条1項7号の2
から辿っていくことになります。
大阪木材仲買会館の見学

大阪木材仲買会館の見学会に参加しました。



さくら舎1周年
奈良県大和郡山市のカフェ「さくら舎」が7月で開店1周年を迎えました。

altarnative collective cafe『ほとり・ポトリ』訪問
先日の講演会で知ったオルタナティブ・コレクティブ・カフェ 『ほとり・ポトリ』を訪問しました。
近江舞子 琵琶湖畔でコレクティブハウスを立ち上げようと準備をされています。もともと民宿だった建物を借り上げて、徐々に整備していく予定だそうです。
今は居住者ひとりで、月1回のカフェの運営をしています。ひとりなので、少し寂しい様子で、『コレクティブハウス』ならぬ『コドクティブハウス』だと冗談で仰られています。
琵琶湖畔に位置しているので、絶景が魅力の場所です。訪れた時も、カフェで引いてくださるウクレレに波の音が重なって、のんびりと豊かな時間が流れていました。
一軒家風、洋館、和風平屋、鉄骨造のカフェなど個性豊かな4棟の建物が複雑に絡み合っており、コレクティブハウスだけではなく、カフェやイベントスペースも予定されています。とても面白い住まいができそうです。
http://homepage3.nifty.com/johohiroba/collective/collective.htm
だれとどこでどのように住みますか?
さる4月27日(土) 「だれとどこでどのように住みますか?」というタイトルで講演を行ってきました。関西自然住宅推進ネットワーク・ 自然住宅情報ひろばの主催の講演会『これからの住まい方を探る-第3の住まい「コレクティブハウス」の実践』の一部です。
私は第1部で、コレクティブハウスを紹介するお話をさせてもらいました。
友人など家族でないひとと一軒の家に住む「シェアハウス」は、ずいぶんと一般的になってきました。「コレクティブハウス」というのは、各住戸はキッチンや浴室などの設備が完備されつつも共用のリビングやキッチンをもつという住まいの形で、それほど普及してはいません。
けれど、『家族ではないの人となんらかの関係を持ちながら生活を行う』という住まい方は、一人暮らしの人が増える将来、楽しい住まい方のひとつになるかもしれません。というような内容です。
その後は、実践されている方にお話を伺いました。
1人目 「コミュニティハウス法隆寺」の住人で、企画運営に携われてきた向平さん。2004年にできた自主建設の株式会社方式のコレクティブハウスです。9年間の経験とこれからについてお話くださいました。適度な距離を保つこと、農業などの一つの目的を共有すること、がうまくいく秘訣とのことでした。
2人目 「コミュニティハウス悠遊館」のオーナーの不老さん。2005年にできた賃貸方式のコレクティブハウスです。8年間の経験についてお話しくださいました。人間関係のうまくいく規模があるのではないか、また、全員そろって顔を合わせる機会が重要だとおっしゃっていました。
3人目 和久さんは、いままでいくつものシェアハウス、シェアオフィスを渡り歩いてきたので、その楽しさについて教えてくださいました。ほんとにうまくいくの?と不安や心配ばかりが先立ちますが、「やっぱり楽しいよ!」というお話が聞けて、とてもよかったです。
第2部では、住まい方を披露していただいた3人と主催団体の方とでパネルディスカッションを行いました。コーディネーター役をしました。
コレクティブハウスは、住まいに関係がついてくる住まい方なので、「住まい方」まで含めて設計することが必要になってくるのではと思っています。日頃「住まい」に興味をお持ちの方にその辺りをお伝えすることができていればうれしいです。