toggle
2015-06-07

高齢期にも住みやすく

今年初めに竣工した堺での住宅改修の写真を撮らせていただきました。
いままで住んでいた築37年の木造2階建て住宅を、住み慣れた場所で高齢期でも住みやすいようにバリアフリー・耐震・断熱改修を行いました。耐震や断熱改修に対しては堺市の補助金を受けました。


近所の人と腰掛けて話せるような広く明るい玄関に。

改修をきっかけに、床座の生活から椅子座の生活へ変えました。
改修前からモノを整理して、どこに何を収納するかも検討いただいたので、すっかり落ち着いて家に居るのが気持ちいいと、話して下さりました。
いままでも特別寒いとは思っておられなかったのですが、サッシも全てペアガラスに交換しているので、とても暖かく、静かになったそうです。いままで住んでいた場所の改修はその効果がてきめんです。
現在のこと、将来のことも考えて以前の間取りとは大幅に変更しています。
例えば、急な階段を架け替えて緩やかで安全な階段に。
また、寝室のある2階にはトイレがなかったのですが、新たにトイレを設けました。
将来的な面では、1階に寝室を移しても生活が成立するように考えています。
1階のトイレは建具の位置を変えれば、廊下と合わせて広く使えるように工夫したりしています。
玄関土間に大きく取ったり、開口を大きく開けられるようにして、できるだけ近所との関わりを持ちやすくしています。
それは、体が不自由になっても外出したり、外部からの介助も受けやすいということもあります。
手すりなどは必要なときに付けられるように下地のみ入れています。
手すりは後から何とか対応出来ますが、間取りなどはなかなか変更できないので耐震と合わせて大幅に変更できたのはよかったと思います。
 

関連記事